漫画家になるためには

前回のブログで、正攻法ではない側面から攻略法(便宜上、側攻法としました)を、漫画家になるという例を出して考えてみました。

その後、「漫画家になる方法」と題した、友人とのニコ生配信を行ったのです。私は、インターネットに投稿することが正攻法となってしまっている現状で、自分の漫画を誰かに届ける側功法を相談したところ、柔軟な頭を持つ彼ならではの、素晴らしい発想を聞くことができました。「メッセージ・イン・ア・ボトル方式とかね。」

メッセージ・イン・ア・ボトル

つまり、漫画をボトルに入れて海に流すということなのですが、この発想の凄いところは、漫画を読ませるまでの部分に物語を持たせた点です。勿論、何のひねりもなく、このままを実行し、ボトルを海に投げ込んで「よし!」としていたら、ただの〇〇です。しかし、この発想は応用次第で、可能性の広がりをイメージできます。

例えば、公園のベンチに漫画を描きためたノートを忘れる。しおりとして自作の四コマ漫画を使い、そのまま忘れて、図書館の本棚に戻す。等、見付けて読んでくれた人が、少なからずそのメッセージに気づき、面白いと思ったならば、SNSを通じて拡散してくれる可能性があると考えました。

或は、漫画家を目指す青年が、「渾身の漫画が描けたので、雑誌に投稿し続け、インターネットにも掲載しているが、どうにもならない。この期に及んでは、ボトルに詰めて流す以外ない」という動画やつぶやきをインターネットに上げるだけでも、面白いと思います。

もっと、直接的に、手っ取り早い方法として、SNS上で「面白いものを探すアンテナが優れている」と評価される友人がいれば、上記の偶然を装って拡散してもらうことも考えられます。この場合「やらせ」になってしまうので、「漫画を届ける物語」を上手く工夫することが必要ですね。