正攻法

正攻法では難しい。裏口、側面から攻める方法を考えたいのですが、言葉として正攻法の対義語が定義されていないようなので、便宜上、側功法と名付けます。

正攻法は変化する

漫画家になりたいと思った場合の正攻法を考えてみます。よく聞く方法は、雑誌編集者への持ち込みです。それに対する側功法として、以前はインターネットで作品を発表することが上げられました。『ワンパンマン』という漫画がありますが、あの作品は正にその方法論で成功しています。しかし漫画を投稿するプラットフォームでの掲載は、今はもう既に正攻法となってしまっています。

言ってしまえば、正攻法とは、人の思い付きの順位が高い位置にある方法です。

大枠で捉える

では、素人ながらに漫画家になるための側功法を考えます。

戦略の観点から言うと、漫画を描きたい動機は、絵を描くことなのか、物語を創ることなのかを明確することが必要です。その動機に合わせて、もっと大枠で捉えることで、攻め方のバリエーションを増やすします。

「絵を描く」が動機であるのなら、一度頭を柔軟にして、そもそも「漫画家になる必要はない」を起点とし、結果として絵を描けている状態を作ることが目標です。漫画を描くことは「絵を描く」ことの一つの方法にすぎないと考えれば、自分の取り得る選択肢の幅が広がり、そこから他の人のやっていない道を探し易くなります。

ここからは、いかに「気付く」かの話になり、「内容」や「発表場所」を変えることで、幾通りかの方法が考えられます。

既に提供する場が大きい→異色な内容でないと側功法となり得ない

場が小さい(若しくは新しい)→その場自体が側功法となり得る

という関係性があります。内容についても、既存のものの新しい組み合わせで、側功法を見出せますが、行動を一つに絞らず、損切しつつトライアンドエラーを繰り返すことが大切だと思います。